11月になり、紅葉の季節になってきましたね。
久しぶりの『セピア色の写真が語る』(今回はセピア色ではありませんが…はJR福知山線の廃線跡ハイキングコース(非公認)についてです。
風光明媚な武庫川の渓流沿いにある廃線敷を歩く6㎞弱のコースは、JR西日本の所有・非公認ながら多くのハイカーに人気が高く、特に紅葉のシーズンはおすすめです。


「旧JR福知山線 廃線敷ハイキング」  

明治~昭和の時代、大阪と福知山を結んだ国鉄線 
かつて近代化の流れの中、大阪から順次延伸された鉄道は1899年(明治32年)、福知山まで開通しました。特に武庫川渓谷沿いの生瀬~道場間は多くのトンネルを要し、難工事だったそうです。1907年(明治40年)、全線が国鉄の所有となり、以降80年近く利用されてきましたが、その後大量輸送への対応が求められたものの、渓谷沿いは複線化工事ができず。生瀬~道場間に新トンネルおよび複線化工事が行われ、1986年(昭和61年)8月、新線に切り替わり、旧線は廃線となりました。今からちょうど30年前のことです。

渓谷美とレトロなトンネル、紅葉も楽しめる人気コースに
生瀬~武田尾間はレールが外されはしたものの、風光明媚な武庫川渓谷沿いにあるため、徐々に口コミでハイキングコースとして人気が出るようになりました。とはいえ、管理をしていない廃線敷のため、長らく非公式コースでしたが、2000年度、武田尾から約1㎞の廃線敷を宝塚市がJR西日本から無償で借り受けてハイキングコースに。

残る西宮市エリアについては、JR西日本が、安全柵の補強やトンネルの補修などの安全対策工事を行い、西宮市がトイレなどを整備するため、GW明けから現在も閉鎖中。11月中旬からの一般開放が予定されています。(※2016年秋号掲載時の内容です。現在は開放されています。)
宝塚市側(武田尾駅~長尾第二トンネル付近)を合わせて6㎞弱、自然豊かで歩きやすいコースは、無灯火のトンネル6つでちょっとしたスリルと渓谷美も楽しめます。利用者の自己責任を原則としたハイキングコース、ぜひ健康のためにも、出かけてみてはいかがでしょうか。

セピア武田尾廃線
写真:宝塚市国際観光協会提供

【ComiPa! Vol.48(2016年秋発行号)より】

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