3月5日(土)より、手塚治虫記念館にて「鉄腕アトム展」が開催されています。
コミパスタッフが3月4日の内覧会に取材へ行ってきましたので、ご紹介しましょう


01_第85回企画展ポスター
©TEZUKA PRODUCTIONS

1952年4月号から『少年』誌上で連載が始まって70年となることを記念した企画展です。
「アトム」が主人公となっての漫画連載は、18年続きました。

03_ボクのまんが記_1965_06_s_s
©TEZUKA PRODUCTIONS


この18年に渡る連載の中で、少しずつ変化をしていたのです。これは、手塚治虫ご本人がわざと変えていたと、明言していたそうです。
今回の展示会は、年表風に並べられているので、変化もわかります。また、展示総数は約280点。
直筆原稿等約80点・書籍約200冊の展示がされています。


02_少年_1961年08月号ふろく
©TEZUKA PRODUCTIONS



↓こちらは、アトム誕生の場面を再現した「起き上がりアトム」20分に1回起き上がります。

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アトムが初めて登場したのは、1951年4月号から1年間「少年」誌で連載された「アトム大使」。
この中では、アトムは脇役で、感情も性格もないつめたいロボットとして、描かれていました。
それから、心やさしいロボットに変化をしたこの物語は、時代背景や化学技術の発展を経てきた、現代に読んでも面白く、大人になった自分が読むと、幼少期の頃に読んだ感情とは別の角度からの解釈も、これまた楽しい。もう一度、読みたくなる作品です。ぜひ、アトムの世界へ行ってみてください。


以上、宝塚コミパ通信でした。

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詳しくはこちら↓(手塚治虫記念館)
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/

宝塚市立手塚治虫記念館
宝塚市武庫川町7-65

企画展は2022年3月5日(土)~6月27日(月)まで開催